混合育児をしている方でお子さんが生後5か月くらいになると気になるのが離乳食の進め方ですよね。
混合育児は手間も時間もかかるし、離乳食も始まったら大変だな、できるかなと不安を感じている方も多いと思います。
なにより混合育児の離乳食の情報がなさすぎて
- 離乳食をあげる時間帯や進め方は?
- 離乳食始まっても混合育児は続けるの?
- 離乳食後に飲ませる母乳・ミルク量が分からない
- ミルクと母乳の減らし方が分からない
など色々な疑問がありますよね。
この記事では、混合育児の離乳食の進め方とミルクの減らし方について経験をもとにまとめています。
私が実際に行った離乳食の進め方や食後のミルクの減らし方・月齢別の離乳食の様子と食後のミルク量についても公開していますのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
混合育児の離乳食を始める目安
離乳食を始める目安は、混合育児・完母・完ミどれであっても同じです。
赤ちゃんに以下の様子が見られたら離乳食をはじめる準備をしていきましょう。
- 生後5~6か月
- 首がしっかりすわっている
- 支えてあげると座れる
- 食べ物に興味を示す
- よだれ(唾液)が増える
- スプーンを口に入れても舌で押し出すことが少ない
- 授乳間隔が4時間空いている
離乳食を始めたころはあまり食べてくれないこともあると思いますが、だんだん上手に食べるようになります。
焦らず楽しい雰囲気で離乳食を進めることが大事です。
混合育児の離乳食の進め方
離乳食は、離乳食初期・中期・後期・完了期と約1年をかけて赤ちゃんが食べ物を食べる練習をする期間です。
離乳食は、赤ちゃんが成長するために必要な噛む力をつけたり、あごの発達を促したり、飲み込む力、胃や腸で消化する力をつけること、色々な食材や味になれることを目的としています。
離乳食は赤ちゃんにとってとても大事な時期!
混合育児の離乳食の進め方を一緒に見ていきましょう♬
離乳食が始まっても混合育児は続けるの?
離乳食が始まっても混合育児を続けることができます。
その場合は、離乳食+母乳+ミルクをあげることになるので正直手間は増えます。(半年くらいの辛抱ですが)
混合育児は手間がかかる、めんどくさいという人は、離乳食を機に完全ミルク(完ミ)へ移行するのも一つの手です。
私は母乳が出ているうちはあげようと思っていたので、離乳食が始まっても混合育児は続けました。
離乳食初期・中期は離乳食の回数も量も少ないので、週末に作り置きして冷凍したり、BFを利用したり、できるだけ平日は手間を増やさないよう工夫しました。
ミルクを作るのに時間がかかると大変なのでミルク作りを時短するのもおすすめです。
⇒【1分で完了】ミルクを冷やす時短テク3選と注意すべきポイント
混合育児の離乳食をあげる順番
混合育児の場合は離乳食のあげかたは、①離乳食②母乳③ミルクの順が良いです。
母乳やミルクを先にあげると離乳食を食べない可能性もあるので、空腹時に離乳食から食べさせるようにしてくださいね。
授乳間隔を4時間以上あけて空腹~~~の状態になっていれば尚良いです。
混合育児の離乳食の時間帯はいつがよい?
離乳食初期・中期の時間帯は下記の注意点を守ればいつでも大丈夫です。生活リズムに合わせてあげれそうなときにあげてみてください。
- すぐ小児科に行ける時間帯
- 2回目の離乳食は1回目の離乳食から4時間くらい空いてればいつでもOK
離乳食初期・中期ははじめて食べさせる食品が多いのでアレルギーが出る可能性もあります。
食物アレルギーは食後30分~2時間後くらいまで出る可能性があるので、病院の開いている時間を確認して離乳食をあげるようにしてください。
私は近くの小児科が9:00~12:00、17:00~19:00だったので、お昼に離乳食食べさせることは断念して、1回食のときは朝、2回食のときは朝と夕方に食べさせていました。
離乳食を朝・夕あげていたおかげで午前中はお外へ遊びに行けましたしよかったです。
離乳食後期になり3回食に慣れてきたころには、食事の時間を朝・昼・夜の3回にすることが望ましいです。
離乳食完了期も同様、朝・昼・夜の3回です。
私も離乳食後期になった頃は、朝・昼・夕方の3回あげていましたが、1ヶ月くらいして3回食に慣れてきたなと思ったら、朝・昼・夜の3回に時間を変更し、夕方におやつをあげるようにしました。
混合育児の離乳食後の母乳量・ミルク量の目安は?
離乳食初期・中期はまだまだ色々な食材に慣れることが目標で、メインの栄養は母乳ミルクなので、食後の母乳ミルク量は減らす必要はないです。今まで通りあげてください。
離乳食後期になり3回食に慣れてくると、そろそろメインの栄養を離乳食から取れるようになるので、離乳食の進みを見て母乳ミルクを減らします。
ミルクメーカーの離乳食後のミルクの目安を見ると、生後9~11か月は離乳食+50ml~100mlとなっています。
なので、離乳食後期ではまず離乳食後の母乳+ミルクの合計量が50ml~100mlになるようにミルクを減らしていきます。
母乳をどれだけのんでいるかわからない!!!という方はとりあえず母乳だけにしてみる、ミルクを半分にする等食後の授乳を減らすことから始めてみてください。
今後のためにもできれば母乳量を測るか、食後は母乳をやめてミルクだけにして、子供が食後にどれだけ母乳+ミルクを飲んでいるか知っていたほうが離乳食を進めやすいと思います。
離乳食後期~は離乳食後のミルクは栄養面を考えてフォローアップミルクに変えるのがおすすめです。
混合育児の離乳食後のミルクの減らし方とコツ
離乳食後期になり3回食が始まると食後の授乳量が50~100mlに減り、1歳までには食後の授乳がなくなるのが目安です。
母乳は量が管理しにくい&やめにくいので、混合育児の方は3回食が始まると食後はミルクにしたほうが管理がしやすいのでおすすめです。
離乳食後期のミルクの減らし方
離乳食後のミルクはいきなりなくすのではなく、150ml→100ml→50ml→0というように段階的に少しづつなくしていきます。
- 3回食がはじまったら食後のミルクは100mlにしましょう。
- その1ヶ月後をめどに食後のミルクを50mlにします。
- さらに1ヶ月後をめどに食後のミルクをなくします。
お子さんの様子を見ながら少しづつ減らしていきましょう。離乳食後のミルクを減らすコツも参考にしてみてください。
- 離乳食の量を増やす
- おもちゃで興味を逸らす
離乳食後の授乳量(母乳+ミルク)を50ml~100mlにしても、子供が泣いて欲しがるという場合には離乳食の量が少ないので、まず食後50ml~100mlの授乳で満足するまで離乳食の量を増やしてください。
離乳食の量はたんぱく質の量は守ったほうがいいですが、ごはん・イモ類・野菜は食べる子は増やしてOKです。
しかし離乳食量を十分食べている場合は、ただミルクを飲みたいだけで泣いている場合もあります。
離乳食量を増やしても増やしても泣いてミルクを求める場合でも、体重が増えていれば離乳食から栄養がとれているので、おもちゃで気をそらす等して食後のミルクを減らして大丈夫です。
離乳食後期の後半(11か月)くらいまでには食後の授乳をなくすようにしましょう。
我が子は1歳直前に食後の授乳をなくしましたが、大食い+ミルク大好きだったので苦労しました。
最終的には食後すぐにおもちゃで気を逸らす作戦でミルクを忘れさせることができましたよ♬
当時息子は、軟飯(90g)野菜おかず(50g~80g)たんぱく質(15g)フルーツ(20g)くらい計200g弱を毎食食べていて、体重も少しづつではありますが増えていたので、ミルクを欲してもなくすことにしました。
- 初期(5、6か月)→1回食(時間帯自由・母乳ミルク量はそのまま)
- 中期(7、8か月)→2回食(時間帯自由・母乳ミルク量はそのまま)
- 後期(9~11か月)→3回食(朝昼夜・母乳ミルク減らす)
- 完了期(1歳~)→3回食(朝昼夜・母乳ミルクなし)
☆順番は離乳食→母乳→ミルク
☆時間帯は初期中期は病院があいてる時間帯、後期からは朝昼夜に整える
☆食後のミルクは初期中期は減らさないでOK、後期以降は100mlからはじめて1歳を目途になくす
混合育児の離乳食の進め方【まみこの体験談】
私が混合育児をしていたときの実際の離乳食の進め方を紹介します。
離乳食初期:生後6か月でスタート
我が子は生後6か月すぎには、よだれも増え・食へ興味を示しだしていたので準備はできていましたが、帰省やらめんどくささがあって結局6か月半のときに離乳食を開始しました。
- 準備はブレンダーを使用
- 週末に作り置き→当日はチン
- 時間帯は朝
- スパウトでお茶飲む練習もスタート
- 食後は母乳・ミルクを与える(以前と量は同じ)
- 1週目は10倍がゆのみ、小さじ1→大さじ1まで徐々に
- 2週目は10倍がゆ+野菜1種類(人参) 小さじ1→大さじ1まで
- 人参に慣れたらかぼちゃ・とうもろこし等野菜を順に増やす
- 4週目からはたんぱく質として豆腐追加
<離乳食初期(6か月半)の1日のスケジュール>
6:00 起床
7:30 離乳食①母乳5分190mlミルク20ml
9:30 朝寝
10:30 起床・散歩
11:00 母乳5分70mlミルク150ml
13:00 昼寝
13:45 起床
16:00 母乳5分100mlミルク120ml
18:00 入浴
19:00 母乳5分10mlミルク180ml
20:00 就寝
私はお昼前に離乳食をあげると小児科が開いていないし、午前中お出かけもできないので朝一で離乳食をあげていました。
離乳食をはじめて1か月間は戸惑いつつも完食。
当時の離乳食写真↓
食後の母乳やミルクも今まで通りしっかり飲んでいました。
離乳食初期に大活躍したのが、大望の野菜フレークです。お湯で溶かすだけなので超簡単で便利で、少量しか食べない初期にピッタリでした。
私はかぼちゃ・人参・とうもろこしを愛用していましたよ♬プレゼントにもおすすめです。
ズボラママにおすすめ!ブレンダーがあれば離乳食づくりがグッと楽になりますよ。私が愛用しているブラウンのハンドブレンダーが使いやすくておすすめです。
離乳食中期:生後7~8か月
離乳食をはじめて1ヶ月後の生後7か月から2回食にしました。
- 準備はブレンダー 冷凍ストック
- 時間帯は朝・夕方の2回
- 最初は2回目の量は1回目の半分から徐々に1回目と同量に
- 炭水化物・タンパク質・野菜を必ず入れる
- 卵黄・小麦スタート
- 食後は母乳・ミルクを与える(以前と量は同じ)
- 2回食に慣れてきた頃から粒を残し始める(おかゆ)
- 様子を見てペースト→つぶつぶ状に
<離乳食中期(7か月)のスケジュール>
6:00 起床
7:00 離乳食①母乳5分
9:20 朝寝
10:00 起床・児童館
11:30 母乳5分ミルク100ml
13:30 昼寝
15:30 起床
15:45 離乳食②母乳5分ミルク100ml
18:00 入浴
19:00 母乳2分ミルク200ml
19:30 就寝
離乳食中期は我が子は一度離乳食を食べなくなりました。
後から分かったのですが、味無しのおかゆだと泣いて食べないことが分かったので、かつおだしをいれておかゆをたいたり、サツマイモやとうもろこしとまぜたりして工夫していました。
2回食の最初の1ヶ月はたんぱく質は豆腐としらす・鯛のみで、野菜を色々試す時期にしました。
ほとんど冷凍をチンしてそのまま出すか、2回目のごはんは売ってるBFを出すことが多かったです。
2回食の後半の1ヶ月はたんぱく質を増やしていき(ささみや鮭)・フルーツも解禁しました。2回食の後半は味無しだと食べないので、野菜スープばかりでした。
当時の離乳食写真↓
離乳食中期開始~前半はこんな感じでした↓
まだまだペースト状です。
離乳食後半はこんな感じでした↓↓
おかゆも5倍がゆになり、ペースト→粒になりました。かつおだしで味をつけています。
離乳食後期:生後9か月~1歳
子供が生後9か月になったときに3回食をスタートしました。
朝・夕方は同量でお昼は半分量でしばらく様子を見て、食べれそう(消化できてそう)だなと思ったら朝昼夕同量にしました。
- 3日おきくらいに作って冷凍 みじん切り器多用
- 時間帯ははじめは朝昼夕方→11か月ごろには朝昼夜の3回に
- 炭水化物・タンパク質・野菜を必ず入れる
- 全卵・牛乳(温め)スタート
- おかゆは5倍がゆ→軟飯へ
- みじん切りも少し大きく(平たく薄いほうが歯茎でつぶしやすい)
- 手づかみ食べ練習はじめた
- 昼・夜の食後は母乳なしでミルクだけにした
<離乳食後期(9か月)のスケジュール>
7:00 起床
7:10 離乳食①母乳5分
9:30 朝寝
10:00 起床&児童館
12:00 離乳食②ミルク120ml
14:00 昼寝
16:00 起床&離乳食③ミルク120ml
18:00 入浴
19:00 ミルク200ml
19:50 就寝
<離乳食後期(11か月)のスケジュール>
7:00 起床
7:30 離乳食①
9:30 朝寝
10:00 起床&児童館
12:00 離乳食②
14:00 昼寝
16:00 起床&おやつミルク200ml
17:30 入浴
18:30 離乳食③
19:50 就寝
離乳食後期(生後9か月)の写真↓
離乳食後期(生後11か月)の写真↓
離乳食後期で大変だったのは、昼食の時間と夕食の時間をずらしたことと食後のミルクをなくしたことです。
昼の時間は2回食の間は11時頃に授乳をしていたのですが、3回食になったときに12時ごろに変えました。
家にいると子供がぐずりだすので、なるべく児童館などに遊びに連れ出して時間を忘れさせて帰宅して昼食にしていました。
1ヶ月もしないうちに12時が昼食だと覚えてくれて泣かなくなりました。
夕食の時間も以前は夕方だったのが、夜(18時以降)にしました。
我が子はミルクを飲んで寝る習慣があったため、お風呂→離乳食の順にしておなかいっぱいの状態で寝かせるようにしていました。
こちらはすんなり受け入れてくれました。
食後のミルクのなくし方については、上記でミルクを減らすコツにも書きましたが
①離乳食量を増やす
②おもちゃで気をそらす
この方法でなくしました。
ミルクのやめ方についての詳しい体験談はこちら
→→混合育児はいつまで続けたらいい?やめどきを見極めるサインとやめ方【体験談】
手づかみ食べの練習は11か月ごろからスタートしました。
- ハイハイン等手に持てるお菓子で始める
- おやつの時間帯に椅子に座らせ、お皿にハイハインを置く
- 反応がなければ親がハイハインを子の口に持っていき、食べ物ということを認識させる
- 次第に自分で手で持って口に入れるようになる
- ハイハインの横に人参など手づかみできるメニューを置く
- 人参手づかみで食べれれば、離乳食メニューに手づかみメニューを取り入れOK
上記の方法でお皿に乗っているもの=食べ物ということを理解するようになり、だんだん自分で食べたい気持ちが芽生えてきます。
はじめはうまく口に入れれなかったり、口にいれすぎてむせてしまう場合もよくあるので、親が近くで見守るようにしてくださいね。
離乳食完了期:1歳~1歳半
離乳食完了期はもうほとんどの食材が食べれるので、色々な食材・味を食べさせてあげましょう。
食後のミルクも完全になくなり離乳食だけで栄養をとるようになります。
- 3日おきくらいに作り置きストック作成
- とりわけ料理も取り入れる
- 時間帯は朝・昼・夜 大人と同じ
- 夕食→入浴→寝かしつけに変更
- 軟飯→ごはん
- 具材は大きめにしてカミカミさせる
- 調味料で味つけ始める
- 手づかみ食べ→スプーンフォークへ
<離乳食完了期の1日のスケジュール>
6:00 起床
7:00 離乳食①
11:30 離乳食②
13:00 昼寝
15:00 起床&おやつ
18:00 離乳食③
19:00 入浴
20:00 就寝
我が子は離乳食後期までおなかをいっぱいにして寝かせたかったため、お風呂→夕食→寝かしつけのリズムでやっていましたが、完了期に夕食→お風呂→寝かしつけのリズムに変更しました。
正直、ミルク!!!!!って泣かれるのかなあ・・・と内心ヒヤヒヤだったのですが、入浴後お茶をのんですぐ寝てくれるようになりました。
離乳食後期までに20時頃には布団に入るというリズムができていたのと食後のミルクをなくしていたことで、生活の変化にも対応できたみたいです。
離乳食完了期(1歳3か月)の写真です↓
離乳食完了期は我が子も食べムラがでてきて、献立に悩みました。
我が子もパンやごはんは苦手であまり食べたがらなかったので、なんとか味つけて食べさせていました。
写真のようなごはんを食べる日もありますが、全拒否でバナナ!!!って日もありました。
無理をせず、食べたいものをという時期ですね。体重が増えてればOKです。
1歳半を目途に離乳食を完了し、幼児食へと移行します。
混合育児の離乳食の進め方まとめ
- 離乳食開始後も混合育児を続けてもいいし、完ミに移行してもよい
- 離乳食後の授乳(母乳+ミルク)は離乳食後期まで減らす必要なし
- 離乳食後期になれば100ml→50ml→0mlと段階的になくしていく
- 子供が食後にどれだけ母乳+ミルクを飲んでいるのか把握したほうがスムーズに卒乳できる
- 離乳食後期になってからは、食後は母乳はやめてミルクのみにするのがおすすめ
我が子は離乳食中期までは混合育児を続けて、離乳食後期に食後はミルクのみにしました。
生後10か月(離乳食後期)のころに、自然に母乳量が減り完ミになりました。
そのおかげで1歳までにスムーズに離乳食後のミルクを減らす・なくすことができ、離乳食もよく食べてくれていました。
母乳がなくなるまであげれて満足していますし、混合育児を納得いくまで続けられてよかったです。