混合育児を進めていくとわからなくなるのが粉ミルクの量ですよね。
- 母乳飲ませた後に粉ミルク100ml足しているけど合っているのかな?
- 混合育児の途中で粉ミルクって増やすの?減らすの?
- そもそも混合育児で粉ミルク量の決め方が分からない!
- 混合育児の授乳間隔ってどのくらいが正解?
など混合育児をされている皆さん色々な疑問や不安を抱えていると思います。
私も実際混合育児をしていて、特にはじめのころは母乳どれくらい出てるのかな?ミルク量は足りてるかな・・と常に不安でこれが日々のストレスでした。
私は混合育児で母乳量・ミルク量を見える化したことで、我が子に必要なミルク量をしっかり決めることができ、混合育児を進める上での最大の悩みを解決することができました。
この記事では混合育児のミルク量の決め方、ミルクの足し方、混合育児の授乳間隔について、ミルクを足す(減らす)タイミングなどについてまとめています。
私がどうやってミルク量を決めていたのか、ミルク量に迷いがなくなった方法を公開します!!!体験談も合わせてご覧ください!!
目次
混合育児のミルク量の決め方
ここでいう混合育児のミルク量=母乳のあとに足すミルク量のことを言っています。
混合育児のミルク量の決め方ですが、私がおすすめなのは母乳量を計測して足りない分ミルクを足す方法です。
具体的に言うと、(月齢別のミルク目安量)-(実際飲んだ母乳量)=(追加で飲ませるべきミルク量)で混合育児のミルク量は決めることができます!
- 赤ちゃんが実際飲んだ母乳量を知る
- 月齢別目安ミルク量を知る
- (月齢別の目安ミルク量)-(実際飲んだ母乳量)=(追加で飲ませるべきミルク量)を算出する
つまり混合育児のミルク量を決めるには、月齢別のミルク目安量と我が子が飲んでいる母乳量を知る必要があります。
1.我が子が飲んでいる母乳量を知る
我が子が実際に飲んでいる母乳量は計測することができます。
私はベビースケール(赤ちゃん用体重計)を使って母乳量を測る方法をおすすめしています。
私はタニタのnometaというベビースケールを使っていました。
- 授乳量を1g単位で表示
- 体重は8kgまでは5g単位で表示(体重8㎏以上は10g単位)
- 20kgまで計測可能
- 柔らかマット付
- 前回体重と前回授乳量を記憶できる
使うベビースケールによって使い方は違うと思いますので、タニタのnometaを使った場合の母乳量の測り方について説明します。
- 電源を入れる
- 授乳前に赤ちゃんの体重を測る
- 授乳する(母乳のみ)
- 赤ちゃんの体重を測る
- 哺乳瓶マークを1回押すと母乳量が表示されます(2回押すと前回体重が出ます)
授乳前と母乳をあげた後に計2回体重を測ることで、赤ちゃんが実際に飲んだ母乳量を測ることができます。
タニタnometaの購入はこちらからどうぞ。
2.月齢別のミルク目安量を知る
次に月齢別のミルク目安量を知る必要があります。
粉ミルク缶のフタ等に書いてある月齢別に飲む標準のミルク量のことです。
以下表は粉ミルク「はいはい」の標準使用量表からの抜粋です。赤で囲った「できあがり量」というところを見ると、お子さんの月齢に合ったミルク量を知ることができます。
※https://www.wakodo.co.jp/product/milk/haihai/howtomake.htmlより引用
我が子の月齢のところのできあがり量の覧に書いてある量が、ミルク目安量になります。
3.我が子に必要なミルク量を算出する
我が子が飲んでいる母乳量と、月齢別ミルク目安量が分かればあとは計算するのみです。
(月齢別のミルク目安量)-(実際飲んだ母乳量)=追加で飲ませるべきミルク量
に当てはめて我が子に必要なミルク量を算出しましょう。
※具体的に言うと、生後1か月の赤ちゃんは月齢別のミルク量が140ml/回なので、母乳が50ml出ていたとすると、追加すべきミルクの量は140mlー50ml=90mlとなります。
母乳が毎回安定していればミルクは不足分だけを授乳前に調乳すればよいですが、母乳が安定してない初期などは多めにミルクを作っておいて、必要な分だけ与えるようにするとスムースです。
私は子供が生後3か月まで母乳量が安定しなかったので毎回母乳量を測定していました。
生後3か月をすぎてからは母乳量は安定してきましたが、時間帯によって母乳量が全然違う(朝は多め夕方は少なめ)ことがわかったので、授乳する時間帯によって調乳するミルク量を変えていました。
始めはミルク量が分からなくて不安も大きかった混合育児ですが、上記の決め方でミルク量を決めるようになってからは迷いがなくなり、自信をもって混合育児を続けることができました。
混合育児でミルク量が少ないときの赤ちゃんからのサイン
混合育児の基本的なミルク量は上記の決め方で決まりますが、標準より多くミルクを飲む赤ちゃんもいます。
まず標準量のミルクで混合育児をすすめて、赤ちゃんから以下のサインがあればミルク量が少ないので、少しづつ増やして様子を見る必要があります。
- 授乳間隔が2時間未満
- 赤ちゃんの体重が増えていない
授乳間隔が2時間未満であること
粉ミルクは通常は授乳間隔は3時間±1時間が目安です(最近は母乳同様いつでもあげていいとなっている場合があるようですが、ある程度の間隔を目安にしたほうが取り組みやすいと考えています)
授乳間隔が毎回2時間を切っているとすると、それは赤ちゃんが適量のミルクを飲めていないことになるので、ミルク量が足りないと考えられます。
授乳時間が短いなと感じられたら、まずはミルクを20mlほど足してみましょう。
20ml足して飲めるかどうか、また飲んだ後しばらくは吐き戻しをしないかどうかチェックしましょう。
吐き戻しをしないようでれば、20ml増やした状態で授乳間隔があくか試してください。
ミルクの吐き戻しがなく、授乳間隔2~3時間程度あく量がその子にとって適切なミルク量です。
我が子も標準よりもミルクをよく飲む子でした。
新生児のころはミルク量がすくなかったせいで授乳間隔が短かったです。寝てもすぐ起きてぐずぐずという感じでした。少しミルク量を増やすと嘘のようによく寝るようになりました。
赤ちゃんの体重が増えていない
授乳期の赤ちゃんは(生後4か月くらいまで)1㎏/月くらい体重が増えるので、赤ちゃんの体重が増えていない・増えが悪いとミルク量不足であることが考えられます。
1週間に1回くらいは赤ちゃんの体重をチェックしてきちんと増えているかどうかを確認しましょう。
赤ちゃんの体重が増えていなければ、上記と同じようにまずは20mlミルクを増やして様子を見ることからはじめて、その子にとって適切なミルク量を探すようにしましょう。
混合育児のミルク量の増やし方(減らし方)とタイミングは?
次に混合育児中のミルク量の増やし方(減らし方)とそのタイミングについてお話しします。
何度も言いますが私のやり方では、
(月齢別のミルク量)-(実際飲んだ母乳量)=追加で飲ませるべきミルク量
なので、ミルク量を増やさないといけない場合は、
- 同月齢であれば母乳量が減ったとき
- 月齢が上がったとき(4か月まで)
この2点のどちらかです。
赤ちゃんが飲んだ母乳量が減ると、同じミルク量をあげても赤ちゃんがトータルで飲む授乳量は減るので、母乳量が減った分ミルク量を増やす必要があります。
また、生後4か月までの赤ちゃんであれば月齢が上がると同時に飲む量が増えますので、母乳量が同じであればミルク量も増やす必要があります。
また反対にミルク量を減らす場合は、母乳量が増えたときです。
母乳量が増えても追加のミルク量を今まで通り飲ませていると飲みすぎになってしまい、吐き戻し等をする可能性があるので母乳が増えた分、追加するミルク量も減らす必要があります。
どの場合においても、赤ちゃんが飲んだ母乳量、赤ちゃんに必要な標準のミルク量が分かっていれば、追加すべきミルク量は(月齢別のミルク量)-(実際飲んだ母乳量)=(追加で飲ませるべきミルク量)で算出できます。
まとめるとミルクを増やす(減らす)タイミングは、
- 月齢が上がったとき
- 母乳量が変わった(増えた・減った)とき
となります。
母乳量は最初はなかなか安定せず、安定したと思っても時間帯やストレス等の体の状態によって変わることもあります。
できるだけこまめに母乳量は測るようにしてくださいね。
混合育児の赤ちゃんの授乳間隔の目安【月齢別】
次に混合育児の赤ちゃんの月齢別の授乳間隔の目安について私の体験談からまとめます。
※これは私の体験談であり個人差はあります。
月齢 | 1回あたりの授乳量 | 授乳間隔 |
新生児(~生後2週間) | 60ml(ミルク) | 2~3時間 ※夜間あり |
新生児(生後2週間~) | 120ml(母乳40mlミルク80ml) | 2~3時間 ※夜間あり |
1か月 | 150ml(母乳50mlミルク100ml) | 3時間 ※夜間あり |
2か月 | 150ml(母乳80mlミルク70ml) | 3~4時間 ※夜間あり |
3か月 | 160ml(母乳100mlミルク60ml) | 4時間 |
4か月以降 | 200ml(母乳120ml ミルク80ml) | 4時間 |
我が子は新生児のときから授乳間隔が2時間くらいのことが多く、よく泣いていました。
当時は上記で紹介したミルク量の決め方で標準量で計算していました。
新生児だけど授乳間隔が短いので標準のミルク量では少ないと思い、10ml、20mlずつミルク量を増やしたところ嘘のようによく眠るようになりました。
生後1か月には授乳間隔が3時間になり、生後2か月には夜間は授乳間隔が4時間に空きました。
生後3か月には夜通し寝るようになり、私も体が楽になったのを覚えています。
我が子が授乳間隔がだんだん空いて生後3か月という早期に夜間授乳がなくなったのも、我が子に必要なミルク量を見いだせたからだと思っています。
生後2か月までは標準よりよく飲む子だった我が子も、その後ほぼ標準量で落ち着きました。
生後2か月以降は標準量を参考に月齢が上がるごとにミルク量を増やしていました。
混合育児でミルクのあげかたについての疑問
混合育児でのミルクの上げ方、授乳についての疑問にお答えしていきます。
- 1回の授乳で母乳/ミルクをそれぞれ交互にあげてもよい?
- 母乳だけの回とミルクだけの回を作るということですね。
毎回母乳をあげずに隔回であげてもよいですが、母乳量を計測することをおすすめします。少しでも母乳量が足りない場合はミルクも足すようにしてくださいね。
母乳量を増やしたい場合は頻回授乳するほうがよいので毎回母乳をあげることが望ましいです。
- 授乳の順番は?先にミルクをあげてもいい?
- 私のやり方では先に母乳をあげることを推奨しています。
先にミルクをあげてしまうと母乳量が増えた場合に飲みすぎてしまったり、ミルクで満足して母乳を飲んでくれないこともあります。母乳→ミルクの順にあげるほうがよいです。
- 混合育児で母乳をあげるのは何分?
- 5分~10分くらいがいいと思います。母乳量については個人差があるので、5分飲ませた場合と10分飲ませた場合で母乳量を測定して、違いがなければ5分でいいと思います。
10分飲ませたほうが母乳量が多い場合は10分のほうがいいですね。溜まっている母乳がなくなるまで飲ませるのが基本です。
混合育児のミルク量についてのまとめ
- ベビースケールを使う
- 母乳量を計測してから、(月齢別のミルク目安量)-(実際飲んだ母乳量)=(追加で飲ませるべきミルク量)で必要なミルク量を計算する
- 上記のミルク量でしばらく様子を見て授乳間隔が短い・体重が増えないことがあればミルク量を20ml/回増やして、様子を見る
2.の標準量で授乳間隔も空いて体重も増えていればそのままで問題なしです。
2.の量で授乳間隔が短い・体重が増えない場合のみ、自分でミルク量を少しづつ増やして調整すればよいです。
我が子が飲んでいる母乳量さえ知れれば必要なミルク量が分かるので、混合育児のミルク量に関する不安や悩みはなくなると思います。
ぜひ一度試してみてください。
ベビースケールの選び方についてはこちらの記事でベビースケールのおすすめを紹介しています。
→混合育児ママにおすすめベビースケールランキング6選!【徹底比較】【失敗しない選び方も解説】
ミルク作りを時短したい方は、こちらでミルク作りを時短するコツを紹介しています。
⇒【1分で完了】ミルク調乳の時短テク3選と注意すべきポイント
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何か質問や相談等あればLINE@からお願いします。随時受け付けています。
初めまして。 混合の参考にさせていただいてます。
質問なのですが、授乳間隔ですが生後1カ月だと3時間で一回につき150mlとなってますが3時間を日にすると8回になりますが150ml×8回で計1200mlが日の目安なのですか?
1日の量にしては多い気がするのですが。
1日の回数とトータル授乳量を知りたいです。
よろしくお願いします。
サイトご覧頂きありがとうございます。
質問くださっていたのに、コメントを見れておらず返信できておりませんでした。申し訳ありません。
もう数ヶ月経ってしまったのでこの件は解決済であるかと思うのですが、返信しておきますね。
この記事の体験談の表は私の子供のときのもので、個人差はあると思います。
別の記事(https://kongouikuji.com/1kagetu-time/)でも説明していますが 、私の子供は夜間割と寝てくれていたので、1日の授乳回数は5~6回でした。
ですので、トータルは1日900ml程度でしたね。
1日の授乳回数が少なければ1回分は多くなると思いますし、 1日の授乳回数が多ければ1回分の授乳量は減るかと思います。
ミルク缶に書いてある月齢に対して、1回分の量(1ヶ月なら140ml)を1回分の目安(母乳+ミルク)にして、赤ちゃんが泣く、間隔が空かないようであれば量を増やすと言う風にしていただければと思います。
今はコメントが届くようになったので見れますので、今後何かわからないこと、質問、相談したいことあれば気軽に連絡くださいね。