いざ混合育児を始めると、ミルクは飲むのに母乳は飲んでくれないということがあります。
ミルクもいいけど、我が子にはできれば母乳を飲んでほしいと思っている人も多いので、母乳を嫌がられたり、飲んでくれなかったりするとつらいですよね。
私も新生児時代に子供が母乳を嫌がり、どれだけあげても泣いて泣いて全く飲んでくれませんでした。
まだメンタルも安定してなかったこともあり、母親という自分を否定されたようでかなりショックで当時は泣いてばかりでしたね。
自分の子供が母乳を嫌がって飲んでくれないという状況はつらいものですが、その原因を突き止め、対策をすると母乳を嫌がっていたのが嘘のようにゴクゴク飲んでくれるようになります。
この記事では、混合育児のときに母乳を飲まない・嫌がるときの原因と対策についてまとめています。
私が我が子の母乳拒否を克服した方法についてもお伝えしていますよ!!!
目次
混合育児で赤ちゃんが母乳を飲まない・嫌がる原因は?
混合育児、つまり母乳もミルクも飲んでいる赤ちゃんが急に母乳を飲まない・嫌がることはよくあります。
その原因は主に下記のことが考えられます。
- 乳頭混乱を起こしている
- 乳首が吸いにくい
- 吸うのが下手で母乳が飲めていない
以上の母乳を嫌がって飲んでくれない原因に関してそれぞれ説明していきます。
【母乳拒否原因①】乳頭混乱を起こしている
混合育児の赤ちゃんが母乳を嫌がって飲まないときは乳頭混乱を起こしていることが一番多いです。
乳頭混乱とは、赤ちゃんが母乳を嫌がりミルクを好んで飲むことのことを言います。
なぜ乳頭混乱を起こすかというと、母乳よりミルクのほうが楽に飲めるからです。
実は母乳を飲むにはかなり吸う力が必要で、まだ哺乳力が未熟な赤ちゃんにとって母乳を飲むのはとてもとても大変なのです。
母乳に比べて哺乳瓶は少し吸うだけでミルクがたくさん飲めるので、赤ちゃんにとっては楽です。
なので混合育児の赤ちゃんは母乳よりミルクが楽!!と思って母乳拒否(乳頭混乱)になることが多いのです。
私は生後5日目にやっと母乳が出たので、はじめは完ミで育てていました。なので、哺乳瓶に慣れてしまっていたので乳頭混乱になったのだと思います。
【母乳拒否原因②】乳首が吸いにくい
赤ちゃんが母乳を嫌がって飲まない原因の2つ目に乳首が吸いにくいことがあげられます。
乳首がしっかりと突き出ており、かつ十分な長さがないと赤ちゃんがしっかり乳首を咥えることができないため、赤ちゃんが吸っても吸っても母乳が飲めないということになります。
特に陥没乳頭や扁平乳頭などの方は特に赤ちゃんが咥えにくいので、母乳を飲んでくれないことが多いく、乳頭混乱につながる場合が多いです。
「陥没乳頭」は乳頭が乳輪に埋まっている状態、「扁平乳頭」は乳頭の先端が平になっている状態のことで刺激を与えても突出しない状態を言います(以下図)。
私はもともと両方の胸が陥没乳頭でした。私の場合子供が母乳を飲んでくれなかった原因は、乳首が飲みにくい→乳頭混乱を起こしていることでした。
【母乳拒否原因③】吸うのが下手で飲めていない
上記2つに当てはまらない場合や赤ちゃんが乳首に吸い付くのに飲んでくれない場合は、単純に吸う力が未熟でうまく飲めていないことが考えられます。
赤ちゃんが乳首を咥えてくれるというのは本当に拒否されているわけではないですが、吸う力をつけるトレーニングをすればもっと母乳を飲んでくれるようになると思います。
赤ちゃんが母乳を飲むには、大きな口を開けて乳首をしっかり咥えることが必要ですので、この場合ならばトレーニングをするしかないです。
混合育児で赤ちゃんが母乳を飲まないときの対策は?
混合育児の赤ちゃんが母乳を飲まない3つの原因に対してそれぞれの対策についてまとめます。
乳頭混乱を起こしているときの対策
乳頭混乱を起こしているときの対策としては、哺乳瓶を変えるのがよいです。
今哺乳瓶は何を使っていますか?
おそらく乳頭混乱を起こしている場合は、吸ったら簡単に出てくる哺乳瓶を使っていると思います。
乳頭混乱を起こしている赤ちゃんはミルクを飲むのが楽!!と思っているので、ある程度の力で吸わないとミルクが出てこない母乳育児用の哺乳瓶に変えてトレーニングをする必要があります。
乳頭混乱を起こしている赤ちゃんにおすすめの哺乳瓶がピジョンの母乳相談室という哺乳瓶です。
母乳相談室の哺乳瓶は桶谷式の母乳哺乳に移行するトレーニングのための哺乳瓶であり、ミルク穴が小さくかなり吸わないとミルクが出てこないしくみになっています。
この母乳相談室の哺乳瓶を使ってミルクを飲んで吸う力をつけると、驚くくらい母乳も飲んでくれるようになります。
母乳相談室以外の哺乳瓶を使っている方は、一度母乳相談室の哺乳瓶に変えてみてください。
ピジョンの哺乳瓶をお持ちの方は、乳首のみ母乳相談室の乳首(SSサイズ)に変えてもOKです。
ちなみに母乳相談室の哺乳瓶・乳首は店頭では販売していないので、ネット購入してくださいね。
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私も哺乳瓶を母乳相談室に変更して試したらすぐに効果が表れました!!
詳しくは下のほうに体験談をまとめています!!!これは本当におすすめです。
乳首が吸いにくいときの対策
陥没乳頭や扁平乳頭など乳首側に問題があるときの対策ですが、この場合は乳頭保護器を使うのがよいです。
乳頭保護器とは母親の乳首の上にかぶせて使うもので、乳首に傷があるときやそのままでは乳首が吸いにくいときに吸いやすいようにするものです。
乳頭保護器はソフトタイプとハードタイプの2種類あります。
ソフトタイプは薄いシリコンゴム製で違和感なく装着でき、赤ちゃんが吸いやすい硬さの乳頭部になっています。(ML2サイズ)
ハードタイプは乳首の傷を保護しながら授乳できるようになっています。
乳首の形で赤ちゃんが吸いにくい場合には、ソフトタイプの乳頭保護器がおすすめです。
まずはソフトタイプの乳頭保護器を使って授乳をして、だんだん乳首が伸びたり子供が飲むのが上手になったら乳頭保護器を使う回数を減らしていくのがおすすめです。
私は陥没乳頭なので産後すぐ助産師さんにソフトタイプの乳頭保護器を勧められました。(ピジョンのソフトタイプLサイズ)
初めから乳頭保護器を使って授乳していましたが、乳頭保護器でも問題なく母乳が飲めていました。
毎日の授乳で使うもので消毒もあるので、私は2つ購入(1箱2個入り)して使いまわしていました。透明のケースも付いているので、外出時も乳頭保護器を持ち歩いて授乳していましたよ。
生後3か月くらいで乳首が伸びて長くなっていることに気づき、ふと乳頭保護器なしで授乳してみるとあっさり成功。
それ以来乳頭保護器なしで母乳を飲んでくれるようになりました。
結局生後10か月まで母乳をあげていましたが、最後まで乳頭保護器なしで授乳できていました。
吸うのが下手で飲めていないときの対策
赤ちゃんが吸うのが下手でうまく母乳を飲めていないだけのときは、ただ練習するのみです。
赤ちゃんも下手ですが母親もまだまだ授乳に慣れていないので、母乳をあげるのが下手です。
横抱き・立て抱き・フットボール抱きなどいろいろ授乳の体勢を変えてみて練習するのがおすすめです。
授乳クッションの有無でもいろいろ試してみてもいいですね。
早く吸う力をつけるためには、乳頭混乱の対策と同じようにピジョンの母乳相談室の哺乳瓶を使って哺乳力をトレーニングすることがおすすめです。
はじめはなかなかうまく飲んでくれないかもしれないですが、2~3か月もすると赤ちゃん・母親ともに授乳のコツが自然と分かってきてうまく飲めるようになると思います。
混合育児中に私が母乳拒否を克服した方法を大公開【体験談】
私はピジョンの母乳相談室という哺乳瓶を使って母乳拒否を克服しました!!!
私は陥没乳頭なので、助産師さんの指示で最初から乳頭保護器を使っていました。
私は出産後できるだけ母乳を吸わせるようにしていましたが、母乳が出たのは産後5日目のことでした。
それまでは我が子はほぼミルクで育っていたので、母乳を与えると咥えて吸うもののすぐに離してギャン泣きという状態が続きました。
当時は練習あるのみ!と思っていたので、母乳を離される→また咥えさせるというのを繰り返して母乳5分吸わせるのに30分くらいはかかっていました・・・。
母乳をあげるのが大変すぎて、夜間はミルクのみ・日中に母乳をあげるようにしていました。
退院して1週間くらい経っても全く状態は変わらず、母乳は飲まないままミルクだけゴクゴク飲む子供をみて心が折れました。
夫に相談して哺乳瓶と乳首を母乳相談室に変えてみることにしました。
今まではチュチュベビーの哺乳瓶とコンビの哺乳瓶を使っていて、ミルク80mlを10分程度で飲んでいましたが、母乳相談室の哺乳瓶に変えるとミルク80ml飲むのに30分くらいかかるようになりました。
母乳相談室の哺乳瓶を使うようになった翌日に、子供が私の乳首を離さず吸うようになったのです。
すぐ乳首を離していた我が子が、乳首に吸い付いて飲んでくれている!!!!!
それだけで感動で、まさかこんなに早く効果があると思わずに驚きました。
それからは母乳を与えているときは毎回離さずに吸ってくれるようになったので、夜間も母乳を与えることができ、毎回母乳を吸わせた結果どんどん母乳量が増えていきました。
私の場合初め母乳を5分あげて子供が飲んでいたのは10ml程度だったのですが、1か月後には約50mlまで母乳を飲んでくれるようになりだんだん母乳の出がよくなり、生後10か月まで母乳をあげることができました。
乳頭混乱で悩んでいる方、子供が母乳を嫌がって飲んでくれない方は哺乳瓶を母乳相談室に変える方法をぜひ一度試してみてください。
母乳相談室の乳首はSSサイズしかないので1か月くらいトレーニングをしたら、ピジョンの母乳実感の乳首に変えてOKです。
私は生後2か月まで母乳相談室の乳首を使っていてその後母乳実感の乳首に変えましたが、母乳実感乳首に変えてからも子供は変わらず母乳を飲んでくれました。
混合育児中の方で子供が母乳を飲んでくれないと悩んでいる方に本当にオススメしたいです。
混合育児で母乳を嫌がる・飲んでくれないのまとめ
私の場合は乳頭混乱を起こしていたので、哺乳瓶を「母乳相談室」に変えただけで効果があり、乳首吸い付いてくれるようになりました。
本当に私自身効果を実感できた商品なので、子供が母乳を飲んでくれなくて困っているママさんに本当におすすめします。
哺乳瓶を変えるだけで乳頭混乱が治るのではなく、哺乳瓶を変えたことで第一歩を踏み出すくらいの気持ちでとらえて、その後毎日コツコツ頑張ることが必要だと思います。
実際私もすぐに乳首に吸い付いてくれるようになりましたが、それから子供がしっかり母乳を飲んでくれるまで1か月くらい、また母乳量が安定するまで3か月くらいかかりました。
無理をしるぎると赤ちゃんにもママにもよくないので、母乳を飲んでくれないときはミルク!!というように気楽にトライしてほしいと思います。
母乳を飲んでくれないことに悩むママが一人でも救われることを願っています。