混合育児とは?経験者が語る混合育児のメリット・デメリット

こんにちは!

混合育児で子供を育てていたまみこです。

今回の記事では

  • 混合育児とはどのような育児方法なのか
  • 実際混合育児の割合はどれくらいなのか
  • 私が実際にやって感じた混合育児のメリット・デメリット

について紹介します。

 

混合育児とは?

混合育児とは?経験者が語る混合育児のメリット・デメリット

乳児に対しての栄養法は、母乳育児・混合育児・ミルク育児の3つがあります。

その中で混合育児(混合栄養)とは、母乳とミルクの両方で乳児を育てることです。

 

混合育児やり方は主に2つで、

 

母乳の不足分をミルクで補う方法

母乳とミルクを交互にあげる方法

 

があります。①の方法が主流ですね。

ちなみに混合育児を英語で言うと、Mixed parentingとなります。

 

母乳育児・混合育児・ミルク育児の割合は?

日本では母乳育児が推奨されていることと、母乳で育てたい希望をもつ母親が多いこともあり、母乳育児が多く、混合育児の割合はまだまだ少ないと思われがちです。

 

実際母乳育児・混合育児・ミルク育児の割合ってどれくらいなのでしょうか?

 

厚生労働省の乳幼児栄養調査(2007年)による母乳育児・混合育児・ミルク育児の割合をまとめたものが以下の表です。

 

完全母乳(%) 混合育児(%) 完全ミルク(%)
生後0か月 48 48.6 3.5
生後1か月 42.4 52.5 5.1
生後2か月 41.4 45.7 12.8
生後3か月 38 41 21
生後4か月 36.8 32.5 30.7
生後5か月 35.6 28.5 28.5
生後6か月 34.7 25.9 39.4

出典:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17b-1.pdf

 

驚くべきことに生後0か月から完母と混合育児はほぼ同じ割合なんです!!!

日本は母乳育児推奨が多く、産院も99%以上が母乳で育てることを推奨しているらしいですが、育児の実態は完全母乳育児と混合育児をしている方が同じくらいいるのです。

 

私も混合育児をしているだけで肩身の狭い思いをしたことがありますが、むしろ混合育児のほうが主流だったんですね。

月齢を増すごとに完母・混合育児の割合は減り、完全ミルク育児の割合が増加しています。

 

これは混合育児の継続の難しさを表しているといっても過言ではありません。

 

混合育児は免疫がつかない、アレルギーや肥満になりやすいって本当?

日本では母乳育児が推奨されています。

その理由は様々ですが、

 

  • 混合育児・ミルク育児は免疫がつかない
  • ミルクはアレルギーになりやすい
  • ミルク育児は肥満になりやすい

 

といった噂が広まっているためであることも事実です。

 

実際に混合育児やミルク育児は、本当に免疫がつきにくかったり、アレルギーや肥満になりやすかったりするのでしょうか?

 

結論から言うと、すべてNOです!

以下で説明していきます。

 

混合育児やミルク育児で免疫はつかない?

母乳をあげるとママが持っている免疫が赤ちゃんにもつく、混合育児やミルク育児では赤ちゃんに免疫がつかないと言われていますが、これは間違いです。

 

私が出産した病院の先生によると(先生はミルク育児推奨派)、生まれてきた時点で赤ちゃんはすでに母親から必要な免疫をもらっているとのことです。

 

母乳をあげることでこれにプラスして免疫がつくことは考えられますが、母乳を全くあげないミルク育児の場合も赤ちゃんには必要な免疫はすでに備わっているので全く問題ないのです。

 

どの育児方法でも免疫は生後半年くらいには切れると言われていますので、予防接種やその後の病気予防のほうが大事だと思います。

 

混合育児やミルク育児はアレルギーになりやすい??

結論から言って、混合育児やミルク育児が母乳育児よりもアレルギーになりやすいということはないです。

母乳育児を推奨しているどこかの助産師さんがデマとして色々と流していることもあるみたいです。

 

なのでこんな噂は信用せずに、母乳育児でも混合育児でもミルク育児でも胸を張って自分の選んだ道で育児をすべきです。

 

混合育児やミルク育児は肥満になりやすい?

母乳育児、混合育児やミルク育児にかかわらず、必要量以上飲んだら赤ちゃんはだれでも肥満になります。

 

ミルク=腹持ちがよい=カロリーが高いという考えからこの噂がきていると思われますが、実は母乳よりミルクのほうが腹持ちがよいというのもデマみたいですよ。

 

母乳でも混合でもミルクでも寝る赤ちゃんは寝るし、寝ない赤ちゃんは寝ません。

 

 

話がそれましたが、混合育児やミルク育児は肥満になりやすいということはなく、必要量しっかり授乳していれば全く問題ないのです。

 

経験者が語る混合育児のメリット・デメリット【体験談】

まみこまみこ

ここからは私が実際に混合育児をして感じたメリットとデメリットについてまとめます

混合育児のメリット

混合育児とは?経験者が語る混合育児のメリット・デメリット

”母乳育児とミルク育児のいいとこどり”と言われる混合育児のメリットがこちらです。

 

  • 母乳もあげることができる
  • 誰でもお世話ができる
  • 夜間授乳が楽
  • ママが薬を飲める
  • 外でも場所を選ばず授乳できる
  • 災害に備えて備蓄ができる
  • 卒乳がスムーズ

 

母乳もあげることができる

混合育児は母乳+ミルクなので我が子に母乳をあげることができます。

完母にできないけど母乳をあげたいママやスキンシップのために母乳をあげたいママにとっても混合育児は最適です!

母乳を全くあげないミルク育児は抵抗がある・・というママでも、混合育児なら母乳をあげるので抵抗が少ないのではないでしょうか?

 

まみこまみこ

私は陥没乳頭で乳腺が細く母乳量が少なかったため完母にはできなかったのですが、子供が自分の母乳を飲んでいる姿を見ることができててうれしかったし、とても幸せな気持ちになりましたね。

 

誰でもお世話ができる、パパが積極的に育児をするようになる

母乳をあげられるのはママだけですが、混合育児にすることでパパがミルクをあげることができ、パパが積極的に育児に参加する機会を増やすことができます。

パパ以外にも祖父母に預けたりできるのでとても便利です。

 

たまにはパパや祖父母に赤ちゃんを預けて、ママは息抜きできるのも混合育児の特権です。

 

まみこまみこ

ちなみにうちの夫は子供にミルクをあげることができてとても喜んでいましたし、積極的に育児してくれるようになったので混合育児にして本当によかったです。

私も子供が生後1か月のときから数時間一人で外出したりたまに息抜きできていました。

 

夜間授乳が楽・夜に寝ることができる

生後すぐは夜間も頻回授乳となりますが、混合育児の場合は夜やママが疲れているときはミルクだけにすることができるため、夜間や疲れているときにママは休むことができます。

また、母乳育児の場合はどうしても泣く=おっぱいとなるので、夜の授乳がなくならずに1歳を過ぎても夜に子どもに起こされて悩んでいるママも多いです。

混合育児の場合は、ミルクは3時間おきにしかあげることができないので、泣いたらおっぱいにならず、夜間もおっぱいに頼らないよく寝る子になる可能性が高いです。

 

まみこまみこ

我が家では生後1か月からは深夜1回はミルクだけにすると決めていて、夫に任せて私は寝ていました。

生後1か月と言えばまだ3時間に1回程度は授乳が必要で起きなければなりませんが、私は深夜はミルクのみにしたおかげで6時間くらいぶっ通しで寝れていたのでかなり体が楽でした。

また、私の息子は生後3ヶ月以降夜間授乳をしたことがなく、通しで寝てくれていました。母乳で育てているママは卒乳までは夜間あげていたという方が多いので、早めに夜間通しで寝てくれて助かりました。

 

ママが薬を飲める

母乳育児だとママが風邪等で体調を崩したとき母乳に影響する強い薬は飲めないので、授乳しながら弱い薬で病気を治すことになりますが、混合育児だと薬が飲めるので回復が早いです。

少しの風邪なら薬いらずでも大丈夫かもしれませんが、長引く頭痛やインフル等は薬が飲めないと本当につらいですよね。

 

まみこまみこ

子供が風邪をひくと高確率で私にもうつっていたので、1日でも薬を飲んでゆっくり休めたことは体力回復につながり、とてもよかったです。

 

場所を選ばずに授乳ができる

家族でお出かけをしたときなど授乳室がとっさにない!!というとき、混合育児であればミルクさえ作る準備をしておけば、場所を選ばず授乳することができます。

 

まみこまみこ

私の子供はおなかがすくとすぐ泣く子だったので外出時の授乳はタイミングがとても重要でした。

授乳室があっても空いていない場合や、お出かけしたとき高速で渋滞にはまってしまって動けない場合などにとりあえずミルクあげることができたので大変助かりました。

ミルクは子供がチャイルドシートに乗っている場合でもあげることができるので、車移動が多い方には混合育児はおすすめです。

 

災害に備えて備蓄ができる

災害時に備えてミルクを買って備蓄しておけるので安心です。

母乳育児では災害時何らかの理由で母乳が出なくなると赤ちゃんにとって死活問題になります。

混合育児の赤ちゃんはミルクも飲めるのでその点安心です。

最近は液体ミルクが発売されたので、さらに便利になりましたね。1週間分くらいは備蓄しておきたいところです。

 

まみこまみこ

私が育児していたときは液体ミルクはなかったので粉ミルクを常時2缶以上は常備していました。

液体ミルクがあれば迷わず備蓄用で使っていたと思います♬

 

卒乳がスムーズ

混合育児で育っている赤ちゃんは母乳に執着がない場合が多いので卒乳がスムーズにいきやすいです。

母乳に執着がある子でも、卒乳のときは徐々に母乳を減らしてミルクを増やしていけばOKなので比較的簡単に卒乳することができます。

 

まみこまみこ

私の子の場合は生後10か月のときに母乳量が自然に減って離乳食をよく食べるようになり、生後11か月には食後のミルクだけで満足してくれるようになりました。

1歳になる直前に徐々に食後のミルクをやめさせることができ、スムーズに卒乳できました!

 

混合育児のデメリット

次に混合育児のデメリットを紹介します。

 

  • お金がかかる
  • 手間や時間がかかる
  • 外出時の荷物が多い
  • 母乳のケアが必要

 

お金がかかる

混合育児は哺乳瓶やミルク等用意しなければならないものがあるので、母乳育児よりもお金がかかります。

 

まみこまみこ

私の場合は母乳とミルクが6/4くらいの割合でしたが、子供用品代(オムツ・ミルク等)で月1万くらいはかかっていました。

 

手間や時間がかかる

母乳育児に比べてミルクを用意したり、哺乳瓶を洗浄したりしなくてはいけないので余計に手間がかかります。

また授乳時に母乳+ミルクをあげることになるので、母乳育児よりも授乳時間は長くなります。

 

まみこまみこ

私の子は新生児のときは吸う力が弱くて毎回授乳は40分~1時間程度(母乳10分~20分、ミルク30分ほど)かかっていました。

毎回授乳後に哺乳瓶を洗浄、消毒するのも大変でしたが、夜は夫と交代でやっていたのでなんとか乗り越えました。

生後3か月くらいには母乳+ミルクを合わせても授乳時間は20分以内となりだいぶ楽になったのを覚えています。

 

外出時の荷物が多い

外出時に授乳室がなくてもどこでも授乳できるのは混合育児のメリットですが、その分荷物が多くなります。

最近では授乳室のある施設へいけば、熱湯や湯冷ましを準備しておいてくれる施設もあるので、事前に調べていけば荷物を減らすこともできます。

 

まみこまみこ

私も外出時は、哺乳瓶、ミルクスティック、お湯、水は常に持ち歩いていました。

哺乳瓶はプラスチック製にする、お湯は200mlにする等荷物を最低限にする工夫をしていましたよ!!

 

母乳のケアが必要

1日中ミルクのみにして母乳をあげなかったとき等、いつもとサイクルが違うと胸が固くなって乳腺炎になってしまったりすることがあります。

乳腺炎になるかは体質や食生活等も影響するのですが、母乳をあげる回数が少なかった日は胸の様子を見て、張って固まってきているようであれば搾乳したり、冷やしたりするなど母乳のケアが必要になります。

 

まみこまみこ

私は乳腺が細いので人よりもつまりやすかったこともあり、母乳ケアはかなり気をつけていました。

できるだけ外でも母乳をあげれるときはあげて、あげれなかったら次の授乳では母乳をあげれるように工夫していました。

 

まとめ

混合育児とは?経験者が語る混合育児のメリット・デメリット

混合育児は最初は母乳をあげることにも慣れていないし、ミルクを作ることにも慣れていないので正直とても大変です。

 

1か月くらいして授乳や日ごろのお世話に慣れてきたらかなり楽になります。
月齢が増すごとに混合育児のありがたみが増してくると思います。

 

私も実際混合育児をしているときは、周りが”みんな完母”の状況で正直かなり戸惑い、母乳が出ない自分を責めたこともありますが、卒乳した今は混合育児を選んで本当によかったと思います。

 

私の場合は

 

  • 夫が積極的に育児に参加するようになった
  • 比較的低月齢のときからママ1人で外出ができた
  • 夜連続して6時間は寝ることができた

 

この3点がとてもよかったです。

 

混合育児の変な噂にとらわれずに、混合育児でも自信をもって育児を楽しんでほしいと思います。

本当に大変だと思ったら完ミにするなど自分に合った授乳方法を見つけて育児を楽しんでくださいね!!